arm-none-eabi-gccとは何か?
arm-none-eabi-gccとは何か?
arm-none-eabi-gccとはGCCのクロスコンパイラです。 クロスコンパイラとはプログラムを実行するターゲットとは異なるホストコンピュータで コンパイルすることができるコンパイラのことです。
arm-none-eabiの意味
gccの手前にハイフンで区切られた長い前置きが付いていますが、この部分はトリプルと呼ばるコンパイラを命名するときの慣習で、クラスコンパイラがターゲットとしているmachine-vendor-osを意味しています。
しかし必ずしもこの慣習どおりに命名されていないこともよくあり、 arm-none-eabiの場合は次のように考えばよいでしょう。
- arm ... ARM用の
- none ... 特定のベンダーが提供するものではない
- eabi ... EABIと呼ばれるABIに準拠したバイナリコードを生成するコンパイラ
arm-none-eabi-gccの使い方
arm-none-eabi-gccはこれだけを単体で入手しても専門的な技術がなければ完全に動作するプログラムをコンパイルすることができません。 通常はターゲットにしている環境のSDKを入手しその指示に従って使用します。